完母への憧れ|こだわりすぎてつらかった私の後悔と気づき④|産後の生活と増えない体重

母乳

完母にこだわって、頑張っても出てこない母乳に悩んで涙したあの日々。
そんな私の経験が、同じように悩むどなたかの力になれたら嬉しいです😊

前回までのお話
①授乳方法の違いやメリット・デメリットについてのお話は【こちら

②母乳がいつ出るか、出を良くするコツについてのお話は【こちら
③母乳推しの産院での母子同室生活、つらかったことのお話は【こちら】からどうぞ♪

こんにちは、秋ママと申します😌

この記事を書いた、秋ママです。

2018年秋生まれの長女「もみじ」と
2021年春生まれの次女「かえで」のママです。
アラサー2児のママとして、育児のリアルを発信中です✍️
家族紹介はこちらからどうぞ♪

今回のお話は

・退院後の生活は?
・2週間検診・1ヶ月検診って何をするの?
ということについて
2人の育児経験を元に、リアルな声でお届けします。
少しでも参考になれば嬉しいです😊

退院後の生活

退院後ほっとする間もなく、始まるもみじとの生活。

ミルクをヒーローだと思えないまま、
母乳育児が全て!と母乳推しの産院ですっかり母乳神話に取り憑かれたままの私。

退院後は実母や義母のサポートを受けながらもみじのお世話をしていましたが、
やっぱり母乳は思うように出てくれませんでした。

退院後の生活:秋ママの体験談

退院後は5日間、実家で実母のサポートを、
その後は義実家で義母のサポートを受けながら生活していました。

もみじは昼夜問わず長くても2時間ほどしか眠らず、
ミルクを足したらいけない、頻回授乳頑張らないと…と
産院での生活と変わらずミルクには頼らない生活をしていました。

1日12〜15回ほどの授乳にオムツ替えや沐浴など
まだ慣れたとは言えないお世話をして

全然出てくれない母乳に苛立ち、
「母乳を出すには」「母乳 ミルク」などの検索する手を止められませんでした。

変わらず増えない睡眠時間に、心身ともにもう限界でした。

出産してから、もみじのお世話しかしてないのに何も上手くできない…
体が動いてくれない。
実母に頼りきりで自分では何もできないんだ。

里帰り出産をしないで1人で子育てしてきた方もいるのに…
私は実母のサポートもあって恵まれているはずなのに…

どんどんとメンタルがやられていきました。

不安な気持ちのまま、実母と別れ、義実家での生活が始まりました。
滅多に泣くことのない私が、お別れの時に大泣きしたので、実母はとても驚いていました。

想像以上?義実家で思わぬストレス…

1ヶ月検診までは何かあったときに
すぐ産院へ行けるところにいてくださいと言われていたので
義母の家にお世話になっていました。

生活のリズムや湿度・温度などの環境が違うので
義実家に合わせるのは大変でした。
でも、お世話になっている身で要望を上手く伝えられず、
我慢する日々が始まりました。

ご飯は母乳になるからね!たくさん炊いたからおかわりもしていいからね

義母自身も、娘達(義姉達)も複数人子供がいますが、
全員完母育児で育てている、いわば完母育児の先輩でした。

ご飯はたくさん作ってくれてとってもありがたかったけれど
間食をしない義母との生活は、お腹が減りすぎてつらかったです。

腹ペコでの授乳は身体中から全水分がもみじに吸い取られているような…
指先は全指逆剥けができていて、髪も肌も、体全体がシワシワになっているのを感じました。

母乳がよく出るように、体を冷やさないように、と
常にお湯を飲んでいましたが、
飲む量よりも吸われていく量の方が多いようでした。

それなのに母乳が出ていないってどういうことなんでしょうね…?😭

なるべく静かに暮らそうと工夫しても、

神経質な子になるわよ〜

あまりに寝ないもみじを寝かせたくて
YouTubeの「赤ちゃん 眠る 音楽」をかけると、

そんなのは効果ないわよ〜

やること全て否定されているような気持ちになり、
私の育児よりも義母や義姉達の育児が正解と言われているような…
モヤモヤとした気持ちを抱えながらの生活がとても息苦しかったです。

この時期は夫にも1・2週間に1度くらいのペースでしか会えなかったので

たまにしか会えないし、辛い話ばかりしたくないな…

溜まったモヤモヤとした気持ちを誰にも話せなかったのも
ストレスの原因でした。

もみじの出産時は知らなかったのですが、
どうやら私はマタニティブルーズの症状が出ていたようなのです。

私もなった?マタニティブルーズとは

公益社団法人日本産婦人科医会によると、
マタニティブルーズ(マタニティブルー)とは、出産数日から2週間程度のうちに出現する精神症状のことです。
ふいに涙が止まらなくなったり、イライラしたり、落ち込んだりする症状が出ます。
人によっては、情緒が不安定になったり、眠れなくなったり、集中力がなくなったり、焦るような気分になったりします。
出産後の女性の30-50%が経験すると言われています。

人生の一大イベントを乗り越えた後の気持ちの変化や、思い通りに子育てがうまくいかないことに対するジレンマもありますが、急激な女性ホルモン(エストロゲン)の低下など内分泌環境の変化に伴って症状が現れると考えられています。

大抵は症状も一過性であり、産後10日程度で軽快するのであまり心配することはありません。
しかし、このマタニティブルーズが長引く場合、産後うつ病に移行することがあります。
「生理的なものだから」と1人で抱え込まず、助産師や産婦人科医に相談しましょう。
公益社団法人日本産婦人科医会 マタニティブルーズについて教えてください

妊娠中もつわりやメンタルの変化などに戸惑いましたが、
産後も自分の体や心の変化に戸惑うことになるとは…

まるで自分が自分では無くなってしまったかのような気持ちでした。

秋ママの場合

私は、誰かに頼ることが苦手で、わからないことがあっても自分でなんとかしてこれました。
辛く苦しい気持ちはなるべく人に話さず、明るく振る舞うタイプなので、
夫も含め、私がここまで思い詰めているとは誰も思っていなかったと思います。

私の場合は、「ぐっすり眠れないこと」「母乳が出ないこと」「誰にも話せない自分の暗い気持ち」が相当なストレスだったようで、
いつまでもマタニティブルーズの沼から抜け出せませんでした。

言葉の話せない赤ちゃんとの生活は、想像以上にストレスの溜まるものです。
赤ちゃんはとっても可愛くて、愛おしくて、かけがえのない宝物。

そんな宝物の我が子を、しっかり守れるだろうか、育てていけるだろうかと
自分でも知らないうちにストレスを溜め込んでしまっていても不思議ではありません。

少しだけでも外の空気に触れたり、暗く重たい気持ちであっても自分の気持ちを話のわかる大人に話すこともストレス解消につながりますよ😊

2週間検診での一言「体重が増えてないですね」

退院時に予約してあった2週間検診へ行きました。

2週間検診とは
産後2週間前後(退院後1週間)に赤ちゃんの成長やママの体調や母乳が出ているかなどを確認するもの。

退院後、1週間経ってみてどうですか?

長くても2時間ほどしか寝ないけれど、一緒に寝れた後は毎回ではなくても少しだけおっぱいが張っていることがありました。
その時はゴクゴク母乳を飲んでいる感じがするけれど、それ以外の授乳は出ている感じがせず、ずっと泣いています…

そう話すと、授乳の様子やおっぱいの状態を確認され

うーん…
乳腺の本数がまだ3本くらいしかなくて少し少なめですね。

おっぱいマッサージしておきましょう!

ぎゅうううううううっ!とおっぱいを掴まれ(絞られ?)
激痛のおっぱいマッサージをされました。
陣痛や出産の痛みとは違う、痛みで

あまりの痛みに全身から汗が吹き出ました…

初産は特に乳腺がまだ硬いので
この激痛おっぱいマッサージで乳腺をやわらかくし
母乳の通りを良くするらしいのですが…

私はただただ痛かっただけで
その後母乳が出るようになった!ということはありませんでした…

ものすごく痛かったのに、痛かっただけなんて辛すぎますよね…🥹

授乳後少しうとうとしているもみじの成長も診てくれました。
もみじがしっかり成長していることが気になっていたので
2週間検診で診てくれるのはとてもありがたかったです。

 

気になっていたもみじの体重は3,360g
1日あたり15gの体重増加で
出生体重(3,512g)に戻っていませんでした。

体重増えてないね〜
ミルク足してもいいけど…
睡眠取った後ならおっぱい張るんだよね?
もう少し頑張ったら母乳育児軌道に乗ると思うけどな〜

母乳で育てなくちゃいけないと母乳神話に取り憑かれていた私は

(ミルク足すこと、やっぱり渋ってる?)
もっともっと、まだまだ努力が足りないんだ…

と受け取り、ミルクを足すことなんて考えられませんでした。

1週間後に母乳外来があるので、また様子を見せてくださいね〜

まだ、退院後1週間だけの生活だけど、
もみじの体重が増えておらず、もみじが成長できていないことがショックでたまりませんでした。

母乳外来の予約をして、悲しい気持ちのまま義実家へ帰宅しました🏠

1週間後、母乳外来へ。体重は増えた?

母乳外来では
授乳中におこるおっぱいトラブルや母乳育児に関する様々な不安や悩みを助産師さんや看護師さんに相談できます。
退院後の赤ちゃんの体重や、ママの母乳の状態などを確認してくれます。

 

体重が増えていなかったことが判明した2週間検診。
体重を増やすため、母乳を出せるようにならないと!と

今まで以上に母乳のことを考え、常に授乳をしているような状態でした。

あまりに寝ないもみじを心配して義母から

お腹が空いて寝られていないようだから、寝る前にミルクもあげたらいいんじゃない?

とアドバイスされ、寝る前の授乳の時だけ、
母乳をあげた後、ミルクを飲ませていました🍼

母乳神話に取り憑かれていた私がミルクを使えたのは、
家が狭いため寝室を共にしていた義母が言ったからです。

(本当はミルクなんかに頼りたくないよ…
でも、母乳だけで寝てくれないもんね。お義母さんも寝不足にさせて申し訳ない…)

もみじのために、ではなく、
義母のためにミルクを使いました…

義母のためとはいえ、「ミルクを使おう」と思えたことは、私にとってももみじにとってもいいことだったと今では思っています。

寝る前の1回だけとはいえ、ミルクを使うようになると、
もみじの「吐き戻し」が気になるようになりました。

赤ちゃんの吐き戻しはよくあることですが、
吐いた後は顔色も良く、授乳しても飲んでくれるので

産後3週間、ずっと頻回授乳頑張ったんだもん!
(ミルクも飲んでるけど)母乳がたくさん出るようになったってことかな?

と少し嬉しく感じてしまいました。

せめて出生体重には戻っているだろう…と少し期待しつつ診てもらうと

産後3週間目、体重は3,493g
まだ出生体重(3,512g)に戻っていませんでした…

たった3週間だけど、頼りたくないミルクも使って、
あれだけ頻回授乳を頑張ってきたのに…

体重が出生体重にさえ届かず、本当にがっかりでした。

やっぱり体重が増えていないので…
ミルクをもっと足して、体重を増やしましょう。

次は9日後の1ヶ月検診なので、頑張ってくださいね!

あなたに完母は無理だよ、諦めなさい🤚

と言われたような感じがして胸が締め付けられました

ミルクを足すことに…完母へのこだわりを捨てる日

ミルクを足して体重を増やさなければ。

もみじのために、母乳が出るママになりたかったけれど、
産後3週間頑張ってきたけれど、
私は母乳の出ないママになってしまった。

もみじの体重という数値によって、それが明らかになってしまった。

虚しくて悲しくて苦しかった…

私の苦しく暗い気持ちは心の隅に避けたまま、
まずは「1ヶ月検診までに体重を増やすため」に
ミルクを足すことになりました🍼

ミルクを使うことは、決して悪いことではありません。母乳であっても、ミルクであっても、ママが笑顔で赤ちゃんのお世話ができること。それが大切なことだと思っています。
もみじはほぼミルクで育ちましたが、大きく元気いっぱいに育っていますよ🥰
完母に拘らず、ママが笑顔でお世話できる道を探してみてくださいね♪

ここまで読んでいただきありがとうございました❤️

次回のお話しは
・1ヶ月検診で出生体重を超えることができたのか?
・ミルクを足してからの生活や気持ち面はどう変化したか?など
お話ししたいと思います😊

⑤に続きます。
次回更新をお待ちください🙇‍♀️

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