完母にこだわって、頑張っても出てこない母乳に悩んで涙したあの日々。
そんな私の経験が、同じように悩むどなたかの力になれたら嬉しいです😊
前回までのお話
①授乳方法の違いやメリット・デメリットについてのお話は【こちら】
②母乳がいつ出るか、出を良くするコツについてのお話は【こちら】からどうぞ♪
こんにちは、秋ママと申します😌
この記事を書いた、秋ママです。
2018年秋生まれの長女「もみじ」と
2021年春生まれの次女「かえで」のママです。
アラサー2児のママとして、育児のリアルを発信中です✍️
家族紹介はこちらからどうぞ♪
今回のお話は
産後の入院生活ってどんな感じかな?と気になるママさんへ。
2人の育児経験を元に、リアルな声でお届けします。
少しでも参考になれば嬉しいです😊
目次
出産後の入院期間はどのくらい?
問題のない出産であれば、一般的に経膣分娩で4〜6日。
帝王切開の場合は回復に時間がかかるため、6〜8日になることが多いようです。

秋ママは、2人とも経膣分娩で、産院は違いましたが
どちらも出産後5日目に退院でした。
かえでの時は経産婦+コロナ禍だったので通常より1日短い退院でした。
産院によって多少違いがあるので、出産前後に確認してくださいね🥰
出産後、どのタイミングで母子同室になるのかも産院によって多少の違いがあるようです。
もみじは夕方生まれたのですが、出産当日の夜間は預かってくれました。
出産翌日の朝から母子同室開始でした👶
朝生まれのかえでの時は、産後全身麻酔の手術をしたため、授乳は何度かしましたが、母子同室が開始したのは出産翌日の朝からでした👶

同じ出産翌日の朝からの開始でしたが、生まれた時間が違うので…
もみじの時はあっという間に朝、
かえでの時はぐっすりしっかり休めた、という違いもありました😅
生まれた時間は選べるわけじゃないので、仕方ないと言えばそれまでなのですが…🥲
母子同室生活、辛かったこと
①頻回授乳
初めての出産を終え、既にヘトヘトの状態から
始まったもみじとの生活👶🤝
約3,500gのもみじの授乳やオムツ替えなどのお世話に
自分のご飯やシャワー、沐浴指導や検診など
入院中毎日やることが盛り沢山で大変でした…
中でも大変だったのは授乳でした。
母乳育児推しの産院では母乳が出るようにと
とにかく昼間も夜中も関係なく、
赤ちゃんに飲ませる頻回授乳を勧めていました。
生まれたばかりの赤ちゃんは
一度にたくさんの母乳を飲めないことや
母乳の消化が早いこと、
赤ちゃんの眠りが浅く2〜3時間おきに目が覚めることなどから
何度も何度も母乳を欲しがります🤱
これが想像していたよりも大変で😭
もともと寝ることが大好きで、何時間でも寝ていたいし
徹夜なんて出来なかった私にとっては
寝ることができないのがツラくてたまりませんでした😭
母乳がまだ出ていないためか、もみじは特に睡眠が浅かったように感じました💦
授乳を終えて寝かせてもあっという間に
目が覚めて泣いて泣いて泣いて…
睡眠不足で疲れが取れなくても、慣れない授乳体勢に体が痛くても、毎日毎日頑張りました🤱
毎日様子を見にきてくれる助産師さんに
赤ちゃんの授乳や体重、排泄などの記録用紙を見て
「頻回授乳よく頑張ってるね」「赤ちゃんのためにえらいね」
と言われていたからです。
【赤ちゃんのために頑張れる良いママ】になれているんだ♪と嬉しかったのです。
授乳体勢編
出産前に育児雑誌や産院の説明などで授乳体勢について知ることがあるかと思います。
最も一般的な授乳体勢は横抱きだと思いますが、
他にも交差横抱き、縦抱き、フットボール抱き、レイドバック式など様々な体勢があります。
秋ママはもみじの時は想像よりも小さくフニャフニャな新生児の赤ちゃんにビビりすぎて…
授乳クッションを使って、横抱きしかできませんでした…
1度だけ縦抱きにも挑戦してみましたが
上手な体勢ではなかったようで乳頭を噛まれてしまい
また噛まれてしまうんじゃないかと怖くて
挑戦する気にもなりませんでした🥹
授乳体勢を見つけると授乳はとても楽になりますよ🤱💕
おっぱいにとっても様々な体勢で飲ませることによって
乳管の通りを良くしたり、つまりを解消したり出来るので
1つの授乳体勢ばかりではなく
様々な授乳体勢で授乳することも
母乳の出が良くなることに繋がります✨
横抱きでしか授乳していなかったので、腰や肩などいつも同じ場所に痛みを感じてしまっていました。
その痛みを我慢しながらの授乳となるので、体勢的にも授乳が辛いものとなってしまいました。

母乳が出たかえでの時は入院中から
横抱き、縦抱き、フットボール抱き、添い乳など
様々な授乳体勢で授乳をしていました🤱
もみじの時とは段違いの量が出ていたので、さまざまな授乳体勢で授乳することは理に適っているんだなと思いました😌
産後のママや赤ちゃんの状態によっては難しいこともあるかと思いますので、無理はしないでくださいね🤝✨
浅吸いで乳頭に傷が…
生まれたばかりの赤ちゃんはまだ歯が生えていないのに
噛まれる(挟まれる)と驚くほど痛いです😱
また、吸う力も段々と強くなっていくので、
乳頭が切れてしまい傷ができたり、
血豆のような、水膨れのようなものができてしまうこともありました❤️🩹
赤ちゃんの吸い方が浅かったり
毎回同じ授乳体勢で授乳をしていると
乳頭の同じ部分に負担がかかるので傷ができやすいです。
もみじの時も授乳はずっと横抱きだったこと、
母乳が出ていなかったので授乳時間が長かったことにより
乳頭が傷つきやすくなっていたようで…
同じ部分がずっと痛くて切れて血が出たり、
血豆のようなものができて辛かったです🤕
・赤ちゃんに深く咥えてもらう
・乳頭を外す時は口の端から小指を入れて圧を抜いてから
・授乳時間を短くする
と良いです😊
母乳が出ていなかったり、赤ちゃんがウトウトしながら飲んでいると授乳時間が長くなってしまいます。
赤ちゃんの口の中にずっと含まれていると乳頭がふやけて傷付きやすくなるので、長すぎるかも?と感じたら短くしてみるのも良いでしょう✨
我慢の授乳
授乳のたび乳頭の傷が痛くて、我慢しながらの授乳🤱
ただでさえ寝不足の中授乳しているのに、また新たな傷ができて初めてこんなにボロボロになった自分の乳頭❤️🩹
完母で育てていけないかも…?🥲という考えが一瞬浮かび
授乳をやめてもいいのか、ミルクに頼ってもいいのか、
助産師さんに相談してみてました。

いやいや。母乳の出が悪くなって、完母で育児できなくなるから、頻回授乳はやめないほうがいいね。赤ちゃんが舐めても大丈夫な塗り薬が下の売店でも買えるからね。
と言われ、「完母を目指してるくせに、この程度で挫けるなんて…😮💨」と言われたように感じました。
寝不足で、乳頭が痛くて、腰も肩も痛くて…
授乳が辛いから、ミルク欲しいです。
なんて、とてもじゃないけど言えませんでした…🥹
貰えないミルク🍼絶望の夜中🕛
ミルクが欲しいと言えないまま、毎日1日何十回と頻回授乳を頑張りました。
退院してからもこの生活をしなければいけないんだ…と
軽い絶望を感じました。
どうしても痛くて、少しでもまとまった時間眠りたくて、
勇気を出して
「少しでもいいからミルクください」と言ってみよう。
そう思い、
産後3日目の夜中にナースコールを押しました…🔘
勇気を振り絞ったのに…
ミルクはもらえず、嫌な気持ちになっただけでした。
母乳推しの産院だったためか、
ミルクに対してとてもとても厳しかったです…😭
私が完母希望だったからかもしれませんが、
1度頼んだくらいじゃもらうことは出来ず、
その後何度も授乳して、
母乳量が全くないことを確認されてから
やっとほんの少しだけ貰うことができました。
助産師さんの反応から
やってはいけないことをしてしまった感が強く
泣きながらもみじにミルクをあげました🍼
私が痛いから、私が寝たいから、
ミルクに頼ってしまいました。
赤ちゃんが満足するだけの母乳を出せない私は
なんて酷いママなんだ…とどんどんネガティブになりました❤️🩹

赤ちゃんも大事ですが、ママ自身のことも大事にしてあげてくださいね🥹
ミルクに頼ることは悪いことではありません!
ミルクを上手く使ってママ自身も力を抜いて育児しましょうね🥰
同室のママと比較してしまう
もみじの産院では、4人部屋で満員だったので、
他のママの様子もよく聞こえてきました。
体重が順調に増えている、とか
母乳がたくさん出て母子ともにぐっすり眠れた、とか
母乳がよく出て胸が張って痛い、とか
(張って痛いことさえ羨ましかったです…🙏)
母乳が出ていない私には縁のない話ばかりで、
私だけがママになれていないと
モヤモヤする日々を過ごしました。
他の赤ちゃんの泣き声も、みんな優しくか細く聞こえて、
お腹が空いて泣いているもみじの泣き声は特段大きく感じました。
大きく泣くもみじの声が、他の赤ちゃんの眠りの妨げになってしまうのでは?と
もみじを泣き止ませることばかり考えてしまい、
睡眠だけでなく、自分のご飯やトイレ、シャワーなども何もかも後回しにしていました。
こうしてできた母乳へのこだわり
母乳推しの産院で過ごすうち、
母乳が出る=いいママ
という考えになってしまった私😭
母乳を出さなければママになれない、と
頭の中は出てこない母乳のことでいっぱいでした。
他のママには出来ていることが、
私には出来ない、出来ていない。
これがとても辛くて情けなくて悲しくて…
勇気を出してミルクに助けを求めても、
完母の妨げになるよ、と助けてもらえない。
なんとか手に入れたミルクも私を助けるヒーローじゃなくて、
虚しい気持ちにさせるだけでした。
どうしても母乳を出したい。
母乳が出る、いいママ達の仲間入りをしたい…
母乳育児へのこだわりは、
母乳推しの産院での周りの声から
どんどんと作り上げられていきました🥹
産後のボロボロの体で、
頻回授乳を頑張って、毎日睡眠不足の入院生活で
情緒不安定になってしまっていて、
今なら気にしないような発言や反応に
過剰に反応してしまったり、
周りのみんながやっていることが
正しいことだと思い込んでしまいました。
この先、何度でも言いますが
母乳でもミルクでもどちらでも
我が子に対する愛情は変わりありませんし、
どちらであっても大きく元気に育ちます!

母乳だからいい、ミルクだからダメ、なんてことは絶対にありません!
自分に合った授乳方法をじっくり見つけてみてください😌
ミルクはヒーロー🍼
私は産院での入院中、ミルクに助けてもらえなかったと感じたけれど、
今後もみじが成長するにつれてミルクの存在にとっても助けられます!
なせなら、私はこの先、頑張っても頑張っても…
ものすごく辛くて苦しんだけれど、母乳が出なかったからです。
ミルクを悪者にしてしまったけれど、
ミルクは母乳の出ないママにとってのヒーローです。
一緒に育児をする仲間なのです🤝
私は周囲の人に頼れなかった分、もっとミルクに頼ればよかったんです。
母乳の出ないママは、決してママ失格なんかじゃないよ。
当時の秋ママに、教えてあげたいです。

大切なのはママが笑顔で赤ちゃんのお世話ができることだと思います☺️
必要以上に自分を追い詰めず、とっても可愛い、短い新生児期を楽しんでくださいね🥰
余談:ミルクのない時代は…
母乳の出ないママの味方、ミルク🍼
粉ミルクが普及する前に、私のような母乳が出ないママはどうしていたのか?気になったので少し調べてみました。
大正6年に国内初の育児用粉ミルクが発売される前の
江戸時代や明治時代は、「もらい乳」といって他の母親から母乳をもらうことが一般的だったようです。
母乳が売買の対象になったり、牛乳を薄めたものや、重湯や米のとぎ汁を与えていたそうですよ😮
時代とともに、今のような育児用粉ミルクや育児用液体ミルクになって、全国の赤ちゃんの栄養、ママの味方となっています🍼
時代が違えば私も誰か違うママの母乳を貰ったり買ったりしていたのかな…🥹
ミルクを作って、広く普及してくださった皆さんのおかげで
私はもみじを育てることができました。
ありがとうございます😭
ここまで読んでいただきありがとうございました❤️
次回のお話は
・新生児の生理的体重減少
・退院後の生活や増えない体重についてお話します。
④へ続きます。
次回の更新をお待ちください🙇♀️
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